2009年02月18日

いきなりの出会いは突然に

 
「はぁはぁっ、やべー授業に遅刻しちまう」

タッタッタッタッ・・・ドンッ

「うわっ!」

「キャッ!」

「いてて・・・」

「ごっ、ごめんなさい!大丈夫ですか!?」

「ああ・・・大丈夫だよ、そっちは?」


こんな出会い、夢見がちな人であれば一度は妄想してみたことがあると思う。日がなウンコのことばかり考えているあなた方の心の中に時としてどうしようもないロマンティックが溢れてしまった、そんな時。誰しもがこんな出会いを妄想してしまうと思う。

相手の女の子は食パンをくわえていて、転んだ拍子に純白のおパンティーがあらわになって、そんなことより遅刻しちゃうとか思って学校に行ったら「今日は転校生を紹介します」「「あーさっきの!」」「なんだお前ら知り合いか、じゃあ席は隣通しで」ってそんな奇跡体験1万回生まれ変わってもねーよ!全力疾走の二人が激突したら打撲内出血するわ!!なんてことをシャウトして我に返ると真っ暗な部屋で壁を見つめていた、というのは思春期にはよくある話。

そして僕はというと永遠(エターナル)十五歳(フィフティーン)なので当然ながら毎日が思春期、尾崎先輩が盗んだバイクをさらに盗んでバイク王に売り飛ばすようなワルの精神を魂に宿しており、同時に少女漫画のように素敵な出会いを夢見るメルヘンチックなココロも常に持ち合わせている。キャッかわいい!さすが乙女座ね!

わかってる。無いよ。年中ウンコのことばかり考えてる僕にだって容易に理解できる。そんな出会いは無い。だけど先日、あったんだ。まるで漫画の中のような出会いに僕は遭遇した。現実に起こったこの物語はきっと希望を失った童貞王国の民に希望を与えることであろう。


その日は雨が降っていた。そして僕は傘を差しながら自転車でバイト先へ向かっていた。非常に視界の悪い状況である。と、その時だ。僕らは出会った。あまりにも早すぎる展開だが出会った。運命の出会いとは往々にして突発的なものなのだ。以下、日記冒頭と全く同じ出来事、同じやり取りが行なわれる。


「雨うざいでヤンス、バイトに遅刻しちゃうでヤンス」

ブボボボボ・・・ガシャァァァアアアアン!!

「ウギャアアアアアアア!!!!」

「キャアアアアアアアア!!!!」

「ぐぎょぁぁぁ痛い!尻いったぅごぉぉぉおあああ!!!!」

「あああすすすいません!だだだ大丈夫ですか!!?」

「ひぐぅぅぅぅ大丈夫ですけどちょっと待ってくださいぅんんんん尻痛ぁぁああ!!」

※一部冒頭の文章と異なる表現があります


まあこんな感じで原付きバイクと出会ったわけだけど、あれだね、この運命の衝撃を時速で表すと40kmほどだった。時速40kmの出会い。秒速でいうと約111cm。つまり秒速5センチメートルの27倍くらい感動的な出会いであり、僕は感動しすぎて尻を鬼強打した。

とにかくケツに尋常でない痛みが走るが、出会いは出会い。そこで気になる相手、もちろん女性。そしてスペックはというと自称29歳のかおりさん(実名)と名乗る人物で、なぜ年齢が自称なのかというとフェイスのほうがどう見ても30代後半です本当にありがとうございました。

なぜこのような出会い、出会い頭の交通事故が起きてしまったのかというと、原付きバイクのかおりさんことカオリンがライトを無点灯で走行していたことに他ならない。僕は悪くない。もし仮に沢尻エリカが事故を目撃していたらきっと「諸悪の根源はカオリンにあります」って弁護してくれるだろう。ありがとうエリカたん!もしかして僕のこと好きなのかな?かなかなかなー???え?別に?ふーん、死ねばいいのに。

すると突然カオリンが警察を呼ぼうと携帯電話と取り出した。人として当然の行動かもしれないがそれは困る。なぜならば僕は世のゴミを消し去るイレイサー、すなわち削除人という裏家業を背に抱えているからだ。そしてもう一つの理由はバイト先に遅刻しちゃうからマジ勘弁。(※削除人というのはノートに適当な名前を書き込んで「削除、削除」と呟くだけの簡単なお仕事です)

そんなわけで僕は「いや警察とか呼ばなくていいです!尻なら大丈夫です!」とか何とか言ってカオリンをなだめようとしたのだけど、びっくりするくらいカオリンの決意は固く、頑として警察を呼ぶ気満々だった。なんか救急車まで呼ぼうとしたのでさすがに今世紀最大の尻へっちゃらアピールを前面に押し出してカオリンを引き止めた。


いかがだろう。こんな出会い、素敵やん。身体に少々の打撲を負い、自転車の前輪は可哀相なほど歪んでしまったが僕はカオリンの電話番号及び住所が書かれた紙切れをゲットしたのだから。そして音速で捨てたのだから。雨の中をライト無点灯で爆走するような自称29歳とは関わりたくないのである。

そして警察を呼ぶことになってしまったためバイトを遅刻するはめになった僕はやむを得ずバイト先に電話を入れることに。数回のコールが鳴ったのち、電話に出たのは女子大生の子。となるとここは満を持して目一杯「事故に遭ったボクちゃんの身を案じて!案じて案じて!」アピールをかましてまんまと女子大生ちゃんに心配されるしかないよねー♪(*^o^*)ウホホーイ


「もしもし和さんですか!?今お店忙しいんです急いで来てください!」

「ごめん、それが原付きに跳ねられちゃって・・・」

「ええ!?」

「マジで痛いんだよ・・・尻が」

「そんなことより早く来てください!!」

「え、いやだって尻が」

「早く来てください!!!!」


尻だって身体の一部なんだよ。


 
posted by 和 at 06:29| Comment(60) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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